かっこいい革靴を履こう

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革靴の作り方にも種類があります。
各製法ごとにメリット、デメリットは存在します。
一人一人の生活スタイルが異なるように、それぞれに適した革靴も異なります。

ファッション、仕事道具、移動手段と革靴には異なる顔があります。
時代の変化と供に革靴の多様化、そしてそれを形にする製法が生まれてきたのですね。

革靴の製法にはマッケイ製法、ステッチダウン製法、グッドイヤーウェルト製法(ハンドソーンウェルト製法)などがあります。
製法ごとに適した用途が異なりますので、自分の目的語とに革靴を選びましょう。
見た目で見分けられる場合もありますが、技法が異なる場合もあるので必ず店員に確認しましょう。



マッケイ製法

マッケイ製法革靴は最もシンプルで、アッパーと革底と革底を縫いつけただけの構造です。
革靴はアッパー(足の甲を包んでいる革)と中底(足の裏が接触する革)と革底(地面に触れる分厚い革)が最小限必要なパーツとなります。
各パーツをくっつけただけの製法です。また、マッケイ製法では縫い付けは革靴の内側で行うため、靴の中を覗くとステッチが見えます。
余計な材料が不要なシンプルな製法で、マッケイ製法の革靴は軽いのが特徴。
なので日常的に使用することができます。
ただし、足への負担が減るわけではなく、日常的に使用するにはグッドイヤーウェルト製法の革靴のほうがよいでしょう。



ステッチダウン製法

ステッチダウン製法もマッケイ製法と同様に4つのパーツによるシンプルな製法です。マッケイ製法との違いは縫い付けを外側で行う点です。
そのため、ステッチが革靴の上側に見られます。
ちなみに、このステッチが見えている部分をウェルトと言います。
また、アッパーの切れ端も革靴の外側に残ります。
ステッチダウンの靴はカジュアルな服装にあわせるのがよいでしょう。
マッケイ製法同様に軽い靴です。



グッドイヤーウェルト製法

グッドイヤーウェルト製法の革靴は縫い付けが少し複雑です。
アッパー、ウェルト、中底、革底に加えてリブというものを用います。
リブとは超小型ピンセットのようなものでリブでアッパーとウエルトをとめます。
リブとアッパーとウェルトを革底で縫い付けます。
革底は革靴の外側でウェルトに縫い付けます(ステッチダウン製法のような感じです)。
つまり、革底だけ別に縫ったのです。
こうすることで、革底のステッチだけほどけば、革底だけ取り外すことが可能でソール交換ができるのです。
また、リブは厚みがあります。
よって、中底と革底との間に段差が出てしまうので、コルクを敷きます。
その結果、履きこむことでコルクが足型にフィットし非常に履き心地がよい革靴となるのです。
ただし、リブが硬く、最初は痛いです。

ハンドソーンウエルト製法はグッドイヤーウェルト製法の革靴と同じ工程をリブを用いないで全て手作業で作ります。
リブがないので最初から履き心地がよい革靴です。

グッドイヤーウェルト製法の革靴は履き心地がよく、履いていても疲れないので、毎日履く革靴としてお勧めです。
デザインも多種多様なので、お気に入りの1足が必ず見つかることでしょう。




画像の出展:Amazon流、上手な靴の選び方 夢隊WEB
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